大分合同新聞の「シャムスカ現象を検証する」という記事

シャムスカについては、日記に、「彼の戦術のなさ」や、「勝利は彼だけのおかげではない」ということを書いていたが、

今朝の大分合同新聞に私よりも読みやすい文章でかかれてあったのでご紹介

トリニータシャムスカ現象を検証する

http://www.oita-press.co.jp/localSports/120726999419/2009_124813747298.html

私は今年、連敗中に練習場に通って愕然(がくぜん)とした。行われていたのが、ミニゲームを中心とした4年前とほとんど変わらないメニューなのである。サッカーは日進月歩で進化している。


進化に対応しない練習メニュー。いかにモチベーション喚起とスカウティングに秀でてもこれでは勝てない。相手の良さをスカウティングで消すことができても 最後まで発展的な自分の型を持てなかった。それが降格しても続投を支持された広島のペトロビッチ監督との決定的な違いである。
3バックの練習しかしていないのに、いきなり4バックをやらせたり、走れない選手で先発を固定したり、混迷はかなり見られた。しかし、不思議なのは何連敗しても、練習場で改善しないシャムスカの引き出しの無さを指摘するリポートがメディアを通じて一切聞かれなかったことである。試合で起こる全ての要因は練習から始まっているにも関わらず、である。


確かにシャムスカは大恩人である。しかしそれを聖域化してしまったことで冷静な批評ができなくなっていた。弱体化の原因を、やろうとするサッカーの停滞に触れることなく、解雇された通訳の不在や、荒れた芝生といった外的要因に求めることなどで問題が矮小(わいしょう)化された。選手の体幹が弱くなり、切り返しについていけないのも、選手が走らないのも通訳のせいなのか? 揚げ句、メディアのミスリードは強化部対シャムスカという誤った構図に転換されていった。


2005年の降格危機を救ったのは紛れも無くシャムスカである。しかし、2007年にシャムスカ自ら連れて来たブラジル人マラニョン、アウグストが機能せ ず、中断期に大喧嘩(げんか)してホベルトエジミウソン鈴木慎吾を入団させて残留を勝ち取らせたのは強化部である。2008年に抜群の存在感を見せた ウェズレイも指揮官が代理人のところまで行って必要無いと言っていたのを強化部が説得した


シャムスカの年俸はプレミアムなどを含めて1億円をはるかに超えるという。これは日本代表監督以上、Jリーグ監督の最高年俸である。

私が書きたかったことが全部かかれちゃったかな。

メディアがシャムスカを全く批判しないことにも嫌気がさしていたし、先日の日記にも書いた、一番の功労者であるボランチの補強についてもまったくメディアが書かないことにも呆れていた。

さて、先日の浦和戦では、自分達の形のサッカーを展開して、勝利した。

これからは、「受験勉強のようなサッカー」ではなく、大学に入った後のような自分のための自分達で考えるようなサッカーをやって欲しいものだ


既にポポビッチになって、練習量が倍増したという
これで練習後や試合後に都町(大分の飲み屋街)で選手を見かけることも少なくなるだろうか。

トリサポ以外の友人から何度「トリニータの選手って都町でよく見かけますよね」という言葉を聴いて歯がゆい思いをしていたことか。