言葉の魔法

職場の部下Aは引用の使い方と擬音語をちょくちょく間違って使います。
普通の会話ではその事は問題にならないほどなのですが 当事者が居ない場面で彼女と話をすると 必ず内容がずれて伝わってしまいます


そう、主語が抜けたり、引用が間違ったり、擬音語が違ったりするので、 本当の主旨が伝わらないのです。
私も何度かその被害にもあいました。


部下Aの言葉遣いをなおすのは無理でしょう。
でも、その部下Aの錯覚しがちな言葉遣いを解ってる人だったらいいのですが、解っていない人と話されると被害が広がりますよね。
でも、それ以外はおおよそ問題がないので、外すわけにも行きません。
うーーん、難しい。 悩みます。


そういえば、
私の恩師は30歳も年下の私にもきちんと対応をしてくださる素晴らしい方でした。
私が教えを請う立場なのに、きちんと挨拶(特に「ありがとう」という言葉)を忘れない方でした。大げさなことをしてあげたわけじゃなくても、ちゃんと「ありがとう」と、言ってくださるのです。
とても怖い方だったのですが、人格者のクリスチャンでした。
その言葉をもらうだけで、単純な私は、もっと頑張って力になろうと思ったものでした。


感謝の言葉って、魔法の言葉だと思います。


もらった人はもっと頑張るし、もらえないと二度とその人に能動的に何かしたいとは思わなくなります。
もしかすると逆にその人のチャンスを潰そうとするかもしれません。


怖いですね〜


言葉と言えば、対外的にへりくだった言葉が、誤解され、相手を傷つけてしまったことがありました。
また、人によってはバカにされてると思われたり、おごり高ぶってると思われたり、頑固だと言われたり、率直な事を話してと言われ、率直な意見を言って逆上されたり、こちらの主旨が伝わりきれなかったり・・


そういうふうに、なんだか一生懸命やったことが逆にとられるって、かなり凹みますねぇー


今の仕事は、対人的な仕事ですので、言葉のマジックに陥ることがあります。
ま、大概の場合は相手の気持ちがこちらへ疑心暗鬼になってることがほとんどなので、まずはその気持ちを解除させることから始まりますね。


今でも覚えてるのが、最初は疑いの目で見ていたお客さん、
そのうちに私になら任せると言ってくださり、
最後にはあなただったから私はここに通ったのだと言ってくださったときには、仕事冥利に尽きました。


最後には「ありがとう」の言葉で締めくくれる人間関係を築いて別れられるのがベストです。


日々精進しなくてはね。