http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/01/05/01.html

J2に降格した柏がチーム崩壊の危機に陥った。FW玉田圭司(25)に清水から正式に獲得オファーが届いたことが4日、明らかになった。他にもMF明神智和(27)のG大阪移籍、DF土屋征夫(31)の大宮移籍が決定的になるなど、主力の大量流出は避けられない状況。

玉田の代理人の糀正勝氏は清水のオファーについて「まだ細かい内容は確認していない」と話したものの、歯車が動き始めた。完全移籍の場合の移籍金は推定3億円。11月に手術を受けた右足第5中足骨に不安を抱えることもあり、オファーの内容は1年間のレンタルが有力とみられている。名古屋も獲得に動いており、玉田自身もJ1でのプレーを熱望している。柏は米国で自主トレ中の玉田が6日に帰国してから、本格交渉を開始する方針だが移籍は確実な状況だ。

生え抜きのMF明神もG大阪移籍が確実。柏への愛着から残留の選択肢も残していた。しかし、戦力が不透明な状況に決意を固めた。さらにDF土屋、波戸は大宮移籍が秒読み段階で、MF大野は元コーチのラモス東京V監督のラブコールを受けて移籍を決断。DF永田、FW矢野も新潟入りが確実で、主力がそろってチームを去ることになる。