歌舞伎座7月公演初日

biju2005-07-07


7月の題目は「12夜」
そうシェークスピアの喜劇「12夜」
実はこの喜劇は「真夏の夜の夢」と同じくらい大好きなもので
歌舞伎でこれを取り上げると聞いて以来
直ぐにチケットをとり、楽しみにしていたのでした。
http://www.kabuki-za.co.jp/info/news/05/0428/index.html


蜷川幸雄が初めて歌舞伎の演出を手掛けるとあって
満員


配役は

斯波主膳之助/「獅子丸」実は「琵琶姫」
セバスチャン/シザーリオ バイオラ------------尾上 菊之助
織笛姫(オリビエ姫)-------------------------中村 時蔵
大篠左大臣(オーシノー)---------------------中村 信二郎
右大弁安藤英竹(アンドルー・エーギューチク)-尾上 松緑
麻阿(マライヤ)-----------------------------市川 亀治郎
役人頭嵯應覚兵衛-----------------------------坂東 亀三郎
従者久利男(キューリオ)---------------------尾上 松也
海斗鳰兵衛(アントーニオ)-------------------河原崎 権十郎
従者幡太(ヴァレンタイン)-------------------坂東 秀調
比叡庵五郎(フェービアン)-------------------市川 團蔵
舟長磯右衛門---------------------------------市川 段四郎
左大弁洞院鐘道-(トービー・ベルチ)----------市川 左團次
丸尾坊太夫/捨助
マルヴォーリオ/フェステン--------------------尾上 菊五郎

実はこの日本名はほぼオリジナルの名前を踏襲
この命名も面白いなぁー

幕があがるとまず驚いたのが舞台上の鏡張りのセット
丁度客席に点灯している灯りが灯火の様に舞台上の鏡に反映
美しい。
また聞こえてくるのはチェンバロの音と子供達が歌う賛美歌
歌舞伎であって歌舞伎に有らざるごとき音楽

3幕の舞台は一気に中だるみすることなく終盤へ
途中ふんだんなる笑いは原作そのまま。

そういえばパンフレットでしったのだが、
日本でシェークスピアを初めて上演したのは歌舞伎俳優なんだね

幕間では
「さくらアイス」
と、
くずきり
を頂きました。

蜷川さんのお姿も拝見でき
菊五郎さんの奥さんの藤純子さんもずっとロビーでご挨拶されており
題目以外にも堪能しました。

もう一回見たいと思ってチケットをみてみると
完売に近い状態(自分が行ける日の空きがない)
次は8月の公演に行きたいなぁー