菅直人さん勘違いしてませんか?


News Zeroを見ていたら、民主党菅直人氏が宮崎の高速を走ってみての結果をコメントしていた


宮崎ICから都城ICまでの

一般道(国道10号線)
同時に走ってみて、その違いを実感するというものだ。

菅氏は一般道の10号線(片側1車線)を走った。

その結果、高速よりも18分遅れて菅氏の乗った車が到着。


菅氏のコメントは「18分しか遅れないのなら、私は一般道を使いますね〜」と、


その前には延岡の県民が、
「娘は高速道路が無いために、お産を救急車の中でするしかなかった」
(近くに産科が無いため)
「市民は一人当たり25円の増税であっても高速道路を作ってほしいとおもっている」
そういった声が放送されていた
のにもかかわらずである。


ニュースでは「18分遅く」としか伝えなかったが、
実際にはこの18分の分母がどれだけなのかも気になる


高速では45分でいけるところが18分遅い1時間3分になってしまうのなら?


また、菅氏は渋滞の無い時間帯を走っていたようだが、幹線道路である10号線は渋滞の時間帯には要所要所でいくら田舎といえども込み合い、そういった生活道路と緊急用の道路を併用しなくてはいけない県民の気持ちは無視できるのであろうか?


東九州には実質高速道路が無い。

大分県と宮崎県は隣県であっても200km離れている
東京から200km走ったらどこまで行きますか?
しかも、その2県をつないでいるのが現在では10号線という片側1車線の道路だけなのですから
(注:東九州道大分市から津久見市までは高速道路が伸びており、6月には佐伯市まで延長、その後大分県側は蒲江町までは地方も財政をだして作ることが実施されつつある。)

昨年の夏の台風時、
大分から宮崎に向かう10号線ががけ崩れで寸断。
JRも延岡駅が冠水して普通。

このような状態を理解しているのでしょうか?民主党の議員さんたちは。

確かに高速道路が不要なところもあるでしょうが、1本しか主要な生活道路が無いところに高速道路を通してほしいという願いは、田舎の県民が望んではいけないことなのでしょうか?

無駄金をケチれば、地方は死にますよ。



菅氏のHPの本日のコメント

宮崎視察
  Date: 2008-02-18 (Mon)
週末から北海道での集会出席、京都での選挙応援、東京でのテレビ出演、宮崎の視察と続いた。
   17日、大分空港から車で宮崎県に入り、延岡市で市長や市民との集会を持ち、宮崎市で一泊し、今日朝都城市を経て、鹿児島空港から帰京。宮崎県の南部は25年以上前の早い時期に熊本、福岡につながる高速道路が建設されたが宮崎市から北の延岡市、更に大分に至る道路整備が遅れてきた。これまで道路建設の優先度は国交省が判断してきた。しかしその判断に公平性と客観性があったのか。国交省道路建設の優先度ばかりでなく建設コストの適正性までも判断させている今の制度では国交省による地方支配と共に巨大な税金と通行料の無駄遣いはなくならない。そこを東国原知事が理解してくれるかどうか。道路特定財源制度を無くすることから地方分権改革が始まる。

無駄使いといいますが、無駄使いなのは、美々津に捨て去られたリニアモーターカーの跡地であって、高速道路は、みんなの願いのです。

車を運転している人だけが望んでいるのではないのです、
地方の田舎の県にとっては、私鉄なんてありませんし、バスも通ってません。
一人1台の車の所有率を見ても、いかに車が人々の足なのか、それを理解してもらわねば、


しかし、常々おもうのですが、
都会の議員さんたちは、一度3ヶ月ほど田舎(県庁所在地ではない土地)に住んでみてはいかがですか?

いかに、交通が不便かってわかるとおもいますよ。そういったことをやらずに口で言うだけなら誰でもできますわ。