BEFORE SUNRISE 1995 / BEFORE SUNSET 2004

30代のみなさん必見ですヨ！

ビフォア・サンセット / ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 ツインパック (初回限定生産) [DVD]

出演
イーサン・ホーク
ジュリー・デュプリー

ビフォア・サンセット / ビフォア・サンライズ
という原題のままの方がヨカッタ
「恋人までの距離」などどいう訳のわからない邦題を付けるからこんな素晴らしい映画を見逃していたじゃない〜〜！！
と、見終わっての第一声

ほぼ2人だけの台詞だけ＆2人の散歩とでも言うような様子で場面は勧められていく

◆Before Sunrise1995年作
場面はユーロトレインから降り立ったウイーンの町
タイムリミットのある出逢いと心の揺れが凄く切ない。
お互いをどんどん意識していくようすが、視線に良く現れていて見ていてリアル。
あんな気持ちを持っていたこともあったよなぁーと、胸キュウンです

◆Before Sunset2004年作
場面はパリ.セーヌ川のほとり
なんということのない大人の男女の会話が80分間続きます。
でも、その会話は恋に期待する年を過ぎ、妥協と夢の柵で生きている大人が、恋をもう一度見つめ直す課程なのです。
お互いの会話の内容は
第一作は愛や恋に関する事が多かったが、
30を越す年齢となる二作目は社会情勢がメイン。
結婚をしたけど相手を愛せない男と、結婚したいのに相手が別の人と結婚してしまう女、そのいずれも不幸。でもそれが大人ということなのかもと妥協もしている。
ただ、それで終わりたくないと言うジレンマをこの年代の持つ悩みを見事に表現している。
最後の最後、飛行機に乗ったのか乗らなかったのか、それを想像するのもシニカルかドリーマーかで変わるのでしょうが、私はあのままイーサンが乗らなかったと信じたい。

1作.2作とも切なさで一杯になる映画です
ウイーンとパリに散歩に行きたくなりました。